春のワルツ「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督が紡ぐ“四季シリーズ”最終章として、制作前から注目を集めた「春のワルツ」。運命に導かれるようにして巡り合った4人の男女の心の葛藤を描くラブストーリーで、今回、監督自らの編集によるディレクターズカット版を放送。 主人公の天才ピアニスト・ジェハ役にソ・ドヨン、ジェハの親友フィリップ役にダニエル・へニー、そして、ヒロイン・ウニョン役に連続ドラマ初出演となるハン・ヒョジュが扮するなど、新人俳優の起用でも話題となった作品。 。(韓国ドラマ/2006年制作) ◆出演 ユン・ジェハ(ソ・ドヨン)/パク・ウニョン(ハン・ヒョジュ)/フィリップ・ローゼンタール(ダニエル・ヘニー)/ソン・イナ(イ・ソヨン) 第1話 ウニョンはザルツブルグに向かう列車で出会った青年に、成り行きでコンサートのチケットを渡す。 しかし、会場で舞台に立っていたのは…。 第2話 ジェハが奏でるピアノの音色に、ウニョンの遠い記憶が蘇る それは幼き日、共に過ごしたスホという少年との思い出だった。 15年前、賭博師のジョンテは息子のスホを連れ、ソウルから祖父の住む故郷の島にやって来る。 ところが祖父はすでに他界。 途方に暮れていたところに、娘のウニョンを連れた幼なじみのヘスンと再会する。 第3話 ジョンテがウニョンの手術費を盗み、再び姿を消してしまう。 ヘスンはソウルへ飛び、ジョンテを捜すが、一向に見つからない。 一方、父親を捜し出してお金を取り戻す決意をしたスホは小舟で沖に漕ぎ出すが、ウニョンが後を追って海に飛び込んでしまう。 なんとかウニョンを助けたものの2人の乗った舟はどんどん沖へ流されて…。 第4話 フィリップからパーティーに誘われたウニョンは、会場でイナとジェハに再会する。 フィリップが冗談でウニョンを“新しい彼女”と紹介したことから、ジェハはウニョンを、男を誘う軽い女と思い込み、二人の仲は険悪に。 その夜、ジェハと同じホテルに泊まることになったウニョンはホテルを発つ際、フィリップにお礼を残していくが…。 第5話 十数年ぶりに帰国したジェハは、その足でウニョンが手術を受けた病院へ向かい、ウニョンの生存確認を依頼する。 その後、市場へとやって来たジェハはウニョンの姿を見かけ追いかけるが見失ってしまう。 一方、フィリップもウニョンに会いたがっていた。 そして、ウニョンが書いたメモを手がかりにウニョンを探すことに…。 第6話 病院からウニョンの死亡を告げられたジェハは、あまりのショックに「オーストリアへ帰りたい」と言い出す。 そして、ようやく再会したウニョンに、またも冷たくあたってしまいウニョンを怒らせてしまう。 一方、イナはジェハを一緒に通った小学校へと連れ出す。 すると、ジェハは突然校庭を走り回り、イナにある提案をする。 第7話 大切にしている宝物を勝手に触られたと思い込んだジェハは、思わずウニョンを怒鳴りつける。 フィリップはジェハを責めるが、ジェハは心にもない言葉でフィリップを傷つけ、2人は険悪な雰囲気に。 その後、ジェハはフィリップに謝罪の電話をかけるが、その電話をとったのはウニョンだった…。 第8話 フィリップに改めて告白され、キスをされそうになったウニョンは、状況を理解できず戸惑う。 そんな2人の様子を遠くから見ていたジェハは、静かにその場を立ち去り、両親とイナ父娘との会食の場に向かう。 ところが同じレストランにフィリップとウニョンもやってくる。 ジェハはウニョンにコンパクトを返そうとするが…。 第9話 ウニョンはジェハのロードマネージャーとして働き始めるが、イナからは冷たくされ、ジェハからは怒られてばかりだった。 そんな中、ジェハが出演する国際音楽祭の日がやって来る。 ウニョンは、やっとロードマネージャーらしい仕事ができると喜ぶが、イナに会社での資料整理を命じられ、がっかりする。 その姿を見たジェハは…。 第10話 ウニョンへの嫉妬から冷たい態度をとってしまうイナは、フィリップにたしなめられる。 一方、ウニョンは文句を言いながらもジェハに惹かれている自分に気づき始めていた。 そんな中、川の近くにある教会でレコーディングが行われることに。 出発の日、ジェハは音楽祭のときと同様にイナの迎えを断り、ウニョンの車に乗ることを選ぶが…。 第11話 ジェハとウニョンのキスを目撃し、ショックを受けたフィリップは、打ち合わせでジェハと衝突するが、そうかと思えば突然ジェハとイナを食事に誘う。 そしてフィリップはレストランにウニョンを伴って現れ、大胆にも他の客の前で愛の告白をするのだった。 そんなある日、ウニョンは会社からジェハの日常をビデオに撮るよう依頼され…。 第12話 ジェハとウニョンの親密そうな映像を見てしまったフィリップは、いきなりジェハを殴りつけ、ウニョンは譲れないと宣言する。 そして、フィリップとともにビデオを見てしまったイナも、激しくウニョンを責め立てる。 自分の存在が周りの人を傷つけていることに心を痛めたウニョンは、ついに退職を決意し…。 第13話 ジェハがウニョンを「僕の愛する人」と紹介したことで、婚約発表の場は騒然となる。 ウニョンは、ジェハとは釣り合わないと言って身を引こうとするが、ジェハは自分の気持ちを貫き通す決意を固めていた。 一方、予想外の展開に怒りが収まらないイナは、ある思惑を胸に、ウニョンに職場復帰するよう提案する…。 第14話 ソウル駅で見覚えのある人物を見かけたジェハは、その人物がウニョンの名を口にしているのを聞き、思わず追いかけるが見失ってしまう。 ジェハは、幼い頃死んだと聞かされていた“ソ・ウニョン”の生死を再度確認するため父親や医師に尋ねるが、答えは変わらない。 ジェハはウニョンの面影を求めるように思い出の地・青山島へと向かうが…。 第15話 衝撃の事実を知ってしまったイナは、自分がだまされていたことに怒りを感じると同時に、15年間抱えてきたジェハへの思いの行き場を失って呆然とする。そして、イナは、ウニョンの母の墓前で「ジェハとしてウニョンを愛する」と誓うジェハの前に現れ、一生ジェハとして生きるよう詰め寄る。 ウニョンに真実を知られることを恐れたジェハは…。 第16話 ジェハの少年時代の写真を見てしまったウニョンは、その顔がスホそっくりなことに動揺するが、さらに街でスホの父ジョンテを見かけ、驚愕する。 その後、養母の食堂で偶然ジョンテと再会したウニョンは、スホの消息を問い詰める。 一方、面倒を見ている少年から助けを求められたジェハは警察へ出向くが、なんとそこには…! 第17話 ジェハはジョンテに正体を明かし、二度と現れるなと冷たく言い放つ。 ジェハの告白を聞いてしまったウニョンはショックのあまり家に閉じこもり、訪ねてきたジェハに会おうともしない。 ウニョンは、母親の死を招き、自分の前から突然姿を消したスホへの憎しみと、ジェハへの愛との間で苦しむことに。 翌日、練習室で顔を合わせた2人は…。 第18話 ウニョンは、フィリップと一緒にアンドン(安東)にあるフィリップの母の実家を訪ねていた。しかし、初めて会った祖父はフィリップの存在を全否定。二人は門前払いにあってしまう。 翌日はウニョンの誕生日。しかし、その日は母ヘスンの命日でもあったため、盛大に祝うことができない。出かけようとしたウニョンを、外で待ちかまえていたチェハは、無言で車にのせ、遊園地へと連れて行く。そこは、幼い頃ウニョンが「病気が治ったら一番最初に行きたい」と言っていた場所。チェハは15年前の約束を果たそうとするが、ウニョンは、自分にとっては一番悲しい日だといって涙ぐむ。 チェハのCDが発売され、サイン会が開催される。大勢のファンと記者たちでにぎわう会場に、ウニョンも足を運んでいた。しかし、チェハがウニョンに気づくと、動揺したウニョンはその場から逃げ出してしまう。チェハの養父母が会場に到着した直後、実父チョンテと息子のカングも会場に現れ・・・。 第19話 スホが幼い頃突然姿を消し、別人ユン・ジェハとして生きてきたのは、すべて自分の手術代のためだったことを知ったウニョン。チェハが姿を消したことを知ったウニョンは、幼い頃スホとボートで流れ着いた島へチェハを探しに向かう。ウニョンが、かつて世話になった老人の家を訪ねると、チェハがそこをすでに発った後であることを聞かされる。ウニョンは急いで船着場へ向かうが、すでにフェリーは出航してしまっていた。途方に暮れたウニョンは、幼い頃スホと二人で歩いた思い出の林をあてもなく歩きだす。 チェハに加えウニョンまでもが姿を消したことを知ったイナは、二人が一緒であると思い、探し出そうと躍起になる。そんなイナを、「二人は結ばれる運命なのだからあきらめろ」と諭すフィリップ。そして、15年前スホがチェハとして生きることを決意した理由をイナに聞かせる。 その頃、ヒジンの働く新聞に、チェハの養父ミョンフンの誘拐疑惑の記事が報じられる。次期外務大臣候補ミョンフンと天才ピアニストである息子チェハのスキャンダルに、マスコミが大勢押し寄せる。 記者会見の席で、素性を問う記者からの質問にチェハが答えようとしたその時、会場に来ていた実父チョンテが、「自分の息子ではない」とチェハの言葉をさえぎる。「スホは自分のせいで今も行方不明だ」というチョンテの発言により、誘拐疑惑は一応の収まりをみせるが、この会見により、チェハとイナの結婚話が正式なものとなる。テレビで会見を見たウニョンは、チェハに電話を掛け、改めて別れを告げる。 第20話 最終 その後心機一転、ウニョンは再びアクセサリーの制作販売を始め、精力的に仕事に打ち込んでいく。一方、チェハもCDが飛ぶように売れ、コンサートの開催も決定する。 コンサート当日。ピアノの中にウニョンの作った貝殻細工を置きながらリハーサルをするチェハ。そのことに気づいたイナは、しっとからその貝殻を黙って捨ててしまう。コンサートが開演。ピアノの席に着いたチェハは、貝殻がないことに気づき、舞台袖に引き上げて探し始める。そして、ゴミ箱の中にあった貝殻を取ろうとして、指を深く切ってしまう・・・。 ジャンル別一覧
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